09/10/21 04:52:10 BkJ2tT9+0
話が前後しますが「走るんです」などという概念は過去には存在していましたが、今は存在しません。
その概念を持った電車も、209系の過半数は消えてしまいますが、残る車両は順次更新されています。
終戦直後は当面の輸送力確保の為に63形が製造されましたが、桜木町事件も関係してその後抜本的な体質
改善が図られています。廃車にはなりませんでした。結果的には昭和50年代後半まで生き残りました。
高度成長期の都市部への人口集中による輸送力増強では、廃車発生品の有効活用や床面積増大を目論んで
いわゆる流用車が製造されました。車体は完全新製であるために部品を入れ替えて新性能電車となった車
両もいます。このように当初の目的が長期的な使用を視野に入れず、手っ取り早く輸送力を確保するなど
の目的で作った車両であったとしても、改良が加えられるために例えその車両が存在し続けていても概念
まで並行して続いていくとは限りません。