現役史上最低最悪鉄道車両決定戦 第27回戦at RAIL
現役史上最低最悪鉄道車両決定戦 第27回戦 - 暇つぶし2ch727:名無し野電車区
09/10/13 22:04:18 aL5+akPb0
【所属】メトロ
【形式】6000
【コメント】それは1960年代の営団地下鉄が生み出した千代田線用の
アルミニウム合金製地下鉄電車のなれの果てであった。

抵抗器からの排熱による、トンネル内の温度上昇に対し、
排熱の無い制御方式の電車として建造されたそれは、
抵抗制御や界磁チョッパ制御と異なり地下空間の温度を上昇させることなく、
その投入された線区の省エネルギー化と快適性向上を実現する地下鉄用車両であった。

アルミ合金製の20m車体の中に満たされた、
排熱を出さず、省エネルギー、 高性能で、
40年先でも通用するコンセプトとデザインを目指して造られた人の手による絶対車両、
それは、パワーエレクトロニクス、半導体工学、デザイン工学までも応用して合成した人工の線路を走る悪魔だった。

これを常磐緩行線を通じて相互乗り入れさせ大量の103系の存在する
千代田線に送り込み同時期の旧国鉄の車両と共に抵抗制御車を全滅させる計画は完璧に進んでいるように見えた。
だが、ほんの些細な耐久力強化によって"それ"は長期にわたり千代田線に絶望をもたらす。
40年間荒れ狂った"それ"は帝都高速度交通営団の民営化によって民間の手へと渡り、
一応の決着を見たのである。役人の間では。

だが、"それ"は生きていた。
トンネルの中で一両たりとも運用離脱をせずチョッパの怪音を撒き散らすアルミ塊。
気の遠くなるような彷徨の果て、時間を乗り越え、その力の発現した先には21世紀の千代田線があった。


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