09/08/06 20:36:21 OYufWWnH0
阪神なんば線、効果絶大 「奈良・斑鳩1dayチケット」売り上げ11.5倍
URLリンク(www.sankei-kansai.com)
京阪神から奈良、斑鳩方面への私鉄、バスなどが1日乗り放題となる「奈良・斑鳩1dayチケット」で、阪神電気鉄道沿線から利用する購
入数量が今年4~6月で前年同期比約11.5倍の約1万2400枚と急増していることが5日、分かった。山陽電気鉄道沿線からの利用も
4倍の約1920枚に達するなど今春開業した「阪神なんば線」(尼崎-大阪難波)で神戸・三宮と奈良が1本のレールで結ばれ、両沿線の
利用者拡大につながった形だ。
販売状況を取りまとめている近畿日本鉄道などによると、同チケットは4~6月の3カ月間で計約3万600枚が売れた。前年同期(約2万
600枚)に比べ1万枚増だが、他社沿線の利用者が横ばいや減少したのに対し、阪神、山陽沿線の増加分は計約1万2770枚と2社で売
り上げ全体を押し上げた。
特に阪神沿線の利用者は、昨年4月から阪神なんば線の開業前日の今年3月19日までの販売数量が約3500枚だったが、翌20日~
31日のわずか12日間でその7割超の約2700枚を販売。大阪市営地下鉄を経由しなくなったため、阪神沿線からのチケット料金が200
円安い1800円となったこともあるが、阪神と近鉄が相互直通運転を始め、来年に平城遷都1300年祭を控え注目度が高まる奈良方面
へ阪神間から乗り換えなしで直結したことで潜在的な観光需要を掘り起こすことに成功したとみられる。
関西の鉄道事業が景気後退や新型インフルエンザの影響で落ち込む中、新線効果は需要開拓につながっており、阪神電鉄では4~6
月の増収効果が当初見込みから16%増となる8億9200万円に上った。また、近鉄の大阪難波駅の降車人数(定期以外)も前年同期比
19.1%増となっており、同社でも年間の増収効果を当初予想の5億円から倍増の10億円に上方修正している。