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長野電鉄屋代線:沿線住民、利用8.5% 「必要ない」5割超す--アンケ /長野
厳しい経営が続く長野電鉄屋代線を普段利用している沿線住民が全体の8・5%にとどまることが、
長野市など沿線3市と県などで構成する「長野電鉄活性化協議会」が実施したアンケートで明らか
になった。利用していない住民が91・5%に上り、同路線の低調さを裏付けている。
調査は8月に実施。長野、須坂、千曲3市の3500世帯にアンケートを郵送し、1世帯につき15歳
以上の2人に回答を求めた。1246世帯2161人から回答があり、回収率は35・6%だった。
利用している人の理由は「鉄道以外の移動手段がない」という消極的な答えが約4割で最多だった。
一方、利用しない理由については「目的地へ行けない」が4割強を占めたほか、「現在の移動手段が
便利だから」「目的地が近く利用する必要がない」などで、屋代線が交通の選択肢になっていない状況が浮き彫りになった。
また、普段利用していない住民のうち、運賃の値下げや運行本数の増加といったサービスが改善
されても60・2%が「利用しない」と答えた。
路線の今後については「現在も必要」が12・7%、「現在は必要でないが将来必要」が32・7%と、
合わせて約4割強が必要性を感じている。一方、「バスなどの代替手段があれば必要ない」が20・8%、
「現在も将来も必要ない」と答えたのは33・8%で、否定的な答えが計5割を超えた。【福田智沙】