09/07/14 12:55:19 SVikhXCo0
京阪電鉄、首都圏で賃貸ビル取得 最大1000億円投資
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
記事中にもあるとおり、既に大手町のオフィスビル1棟を取得していて、今後3年間で最大1,000億円
規模の投資を行う予定です。
不動産不況で空室率が上昇傾向にあるオフィスビルを安値で買えるチャンスとみているようです。
しかも投資対象は千代田、中央、港の中央3区に限定するということで、相対的な空室率低下=賃料下落
が少ないことに注目したものです。
加えて都内でビジネスホテルの開業も予定するなど、従来首都圏での事業展開のなかった京阪電気鉄道
にとっては、大きな決断といえます。
なぜかといえば、理由は至ってシンプル、既に人口減少が始まり、鉄道事業に行き詰まり感がある中で、
中核事業の鉄道事業以外の収益事業を見つけなければならない中で、不動産事業はやはり柱となります。
特にオフィスビルを中心とした賃貸事業は、収益の安定性という観点から、鉄道事業との親和性も高い
のですが、地元の近畿圏では有力なオフィス立地は限られ、売り物も少ないのが現状ですから、
オフィス需要の底堅い首都圏の中央3区への進出となったわけです。
というわけで関西私鉄にとってはなかなか悩ましい決断だったと思われます。
ゆえにこんな解説記事もあります。
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
ほろ苦い関西企業の首都圏買い