09/06/07 23:37:09 jP/3iU9l0
新幹線非常用ドアコック改良 自殺防止などに効果
走行している新幹線の乗降用ドアを手動で開けるいたずらや飛び降り自殺を防ごうと、非常用ドアコックを高速運転中に
利用できなくする改良工事を、JR東海、西日本が進めている。昨年度末までに対象車両約2000両の約75%で完了。
東海道新幹線ではコックを使った自殺やいたずらが減り始め、今年度はまだ0件と効果が出始めている。
非常用ドアコックは、非常時に乗客が手動でドアを開けて脱出できるように、すべての乗降用ドアに設置。昭和26年に
神奈川県で100人以上が亡くなった列車火災事故を教訓に設置が義務づけられている。
しかし、東海道新幹線ではコック操作による自殺やいたずらが毎年4、5件発生。平成19年3月には静岡県内で、男性が
走行中の「のぞみ」のドアを開けて飛び降り、上下25本に最大約4時間40分もの遅れが生じた。また、いたずらでドアを開けた
だけでも30分以上遅れることがあり、後続新幹線への影響は大きい。
改良工事では、時速5キロを超えるとコックのカバーに自動的にロックがかかり、使えなくする。時速5キロを下回ると
ロックが解除され、通常通り操作が可能になる。対象は主に「のぞみ」で使用されるN700系、700系、500系の計約2000両。
計10億円を超える予算を投じて19年夏から工事を始め、今年度中に完了するという。
JR東海は「正確なダイヤを維持し、お客さまに迷惑をかけないよう工事を進めているが、徐々に効果が出始めているのでは
ないか」としている。
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