09/05/26 11:40:24 b9ApIlJYO
うーん。考えてみたけどやはり「熱海」と「修善寺」とでは決定的に違うと思う。
熱海は非常に古くからの東京の奥座敷であり、明治初期から東京の要人が保養や会談に訪れていた場所だよね。
その証拠に、日本で初めて市外電話が引かれた区間は「熱海・東京間」だし、
熱海が市外電話の発祥地となったのは保養中の政府要人たちが東京に頻繁に電話をかけていたから。
東京の奥座敷といえば、東京の人間誰もが熱海を連想するし、複数の地を連想する人も決して熱海を漏らすことはないでしょう。
修善寺は戦後以降東京からそれなりに人が訪れるようになったけど、
熱海とは比べ物にもならないし、東京人にとっての重要な保養地でも奥座敷でもなく、
そもそも山の西側である時点で「奥」でもなく、
明治初期に東京の要人が保養に訪れていたという事実もないよね。
やっばり山を越えた異国の修善寺に極点に到達した安堵感」を覚えることはできず、
また、そこへ行くまでのプロセスに悦びを見出すこともできないよ。