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使用済みインクリボンから個人情報漏洩
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「きっぷや定期券を販売する端末で使用したインクリボンを、ネットオークションに出品した社員
がいた」とJR北海道が発表した。印字した痕跡から、顧客の氏名、年齢、性別、クレジットカード
番号などの個人情報が流出したという。
類似のプリンターを使う企業は、使用済みインクリボンを厳格に管理する必要がある。家庭や
小規模オフィスでは、ラベルライターやファクスのインクリボンにも注意が必要だ。
会社の物品をネットオークションに出品した不届き社員
北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)は、2009年4月13日、「個人情報を含んだ熱転写型イン
クリボンの流出について(PDF)」を発表した。会社の物品をネットオークションに出品して販売し
た社員がおり、顧客の個人情報も漏洩(ろうえい)したという。
個人情報が漏洩した物品とは、使用済みのインクリボンである。駅員が操作してきっぷや定期券
などを販売する端末の、熱転写方式のプリンターで利用する消耗品だ。社員は使用済みのインク
リボン3本を持ち出してネットオークションに出品していた。
熱転写プリンターのインクリボンは、インク成分を塗ってある薄いフィルムをロール状に巻いたもの。
プリンタの中では、印字ヘッド-インクリボン-用紙という順に密着している。印字ヘッドの特定の
ドット(点)に通電すると、そのドットが発熱する。すると、密着しているインクリボンの「その」部分が
熱の影響を受けて、インクが用紙に移動する。熱を利用してインクを転写するので熱転写プリンターと呼ぶ。
多くの熱転写プリンターのインクリボンは、使用後は印字した部分のインクが抜けて白抜きになる。
使用済みインクリボンから印字した内容を読み取ることができるわけだ。