09/05/13 13:42:10 W0+L895d0
16 名前:ciao 投稿日: 2008/01/05(土) 19:37:03
兵庫県の阪神間、特に尼崎市を取り囲む地域では、一種の地理的階層分離が存在します。
まず尼崎市周辺の市は、尼崎市を「あま」と呼んで、尼崎市と同一視されるのを嫌います。
「あま」を蔑視するのは、非尼崎市民に限りません。
尼崎市北西部に位置する「武庫之荘」という町では、自らの町と(それ以外の)「あま」を区別します。
「あま」のイメージとしては、「(吉本興業の)ダウンタウン」や「阪神タイガースのファン」などを思い浮かべて頂ければ分かるでしょう。
阪神間の地域的階層分離は、「あま」の蔑視だけではありません。
阪神間の南北格差があります。
阪神間には、東西に走る沿線として、阪急電鉄・JR・阪神電鉄があります。
阪急電鉄が一番北側を走っており、次にJR、一番南側を阪神電鉄が走っています。
北部は富裕層の住む地域で、南になるほどダウンタウンと化します。
したがって、阪急沿線周辺の住民は富裕層と言えます。
時々、阪神沿線周辺住民であるにもかかわらず、見栄を張って、遠くの阪急電車を利用する人もいます。
見栄を張っているのではなく、安全を確保しているのかも知れません。
このように言えば、すべての「阪神電鉄利用者」や「あま」の人が、自らを卑下していると思われるかもしれませんが、
不思議なことに、そうとは限らないのです。
「阪神」や「あま」にアイデンティティを持っている人たちがたくさん存在します。
阪急沿線住民には理解しがたいとしか、言いようがありません。