09/06/29 22:55:22 Cx0IUyS30
現在、道州制の議論が高まりつつあるが、「名古屋州」と「東京州」の2択みた
いに考える発想は問題。
中部地方内でも、中京、静岡県、北陸は基本的にそれぞれ独立した地域。
現状、交通網的にも経済的にも東海3県内は概ね一体感があるが、静岡県や北陸
などはそこから取り残されている。
したがって、仮に「中部州」が「名古屋州」であれば、州内でも中京地域ばか
りが優遇され、静岡や北陸などは行政的に後回しとなり取り残されるのは確実。
これは東から見ても同様で、交通網的にも、静岡県や新潟県、長野県などは首都
圏の各県と比べて一体感を欠いているため、仮に「関東州」が「東京州」であれば、
首都圏ばかりが優遇され、山を隔てた静岡や長野、新潟などは行政的にも後回しと
なり取り残されるのは確実。
しかし、こうした陸の孤島ともいえる地域を、どこかの大都市の傘下に組み込もうとする
こと自体に無理がある。
道州制を実施する以上、日本を10程度のブロックに区分せざるをえないのであれば、
静岡県や長野県、新潟県などは、どこの州に所属するとしても、州都から一定の独立性
と自主性を持たせたうえで、その中心都市に副州都的なものを置いてやっていったほうが、
地域生活に密着した行政が期待できるのではないか?
つまり、中部州か関東州の中にある意味「静岡州」ができるようなもので、沼津や
浜松にとっては「名古屋州」や「東京州」と比べてそっちのほうがよりよい選択。
まして掛川や富士となればなおさらだろうし、静岡市にとってはいうまでもなく
最良の選択。
その上で、西部は名古屋方面と、東部は東京方面と、中部は両方と連携を図ってい
ばいい。