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今度は沿線限定住民84世帯に限定・非公開
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堺のLRT 道のり険し 採算性や交通規制...疑問視
堺市が南海堺駅?堺東駅間(1・7キロ)で平成23年春の開業を目指すLRT(新型路面電車)事業について、市(いち)小学校校区の沿線住民説明会が6日、再開催される。
前回は事業の採算性や交通規制を疑問視する声が多く、2回目の開催となる。
残るほかの2校区では開催のめどが立っておらず、建設計画は遅れており、平成23年3月の開業は厳しいとの声も出ている。
2月15日に行われた説明会には約300人が出席。賛成意見の一方、
「沿線商店の売り上げが落ちるのではないか」「赤字負担が市民にはね返ってくる」「電車は不要で電気バスで十分」などの発言が相次ぎ、
「市の説明は十分でない」として一部住民が再開催を求めていた。
6日の再説明会は、同市堺区市之町のいこいの森会館で開かれる。
市鉄軌道推進室では、堺駅?堺東駅間では、現在の対面通行から一方通行に規制されることと、駐停車ができなくなることに反対が多いと話している。
だが、反対に明確な対応策は持っておらず、「沿線歩道の幅を確保して、にぎわいのあるまちづくりのため理解を求めていきたい」としているだけ。市民が納得する保証はない。
前回は市校区以外の住民から多くの意見が出たため、今回は参加者を校区内の4町会(84世帯)に限定。原則“非公開”とする。
残る熊野、三宝校区での説明会は開催方法や時期が未定のままだ。
当初の計画では、3校区の説明会は今春には終える予定だったが、すでに大幅に遅れている。
年内に説明会で同意が得られても、行政や住民、府警などで協議会を立ち上げ、実施設計、都市計画決定などを済ませる必要がある。
計画の23年3月開業には、22年2月ごろまでに着工しなければならず、厳しいスケジュールになっている。
これ以上、住民合意が難航すれば、9月の堺市長選にLRTが争点の一つになると指摘する市関係者もおり、説明会の結果が注目される。