09/04/29 01:29:08 za+PG+DJO
リニアに迫る海外の鉄輪(朝日新聞 2009/4/4)
鉄道の速度競争が激化している。かつて東海道新幹線で世界のトップに躍り出た日本だが、
その後、フランスやドイツが相次いで高速鉄道の開発に着手。営業時速320km/hを達成するなかで、
日本ではいまだに300km/hどまりだ。
JR東海が500km/hの超伝導リニア新幹線の建設を急ぐが、フランスの鉄道が574.8km/hの最高記録を
出すに及び、「必ずしもリニアでなくてもいいのでは」との声すら漏れ始めている。(三嶋伸一)
「中央新幹線はリニアモーターカーとまだ決まっているわけではない」
ある国土交通省幹部は明かす。
中央新幹線とは東京と大阪を甲府、奈良経由で結び、東海道新幹線を補う路線。
73年に全国新幹線鉄道整備法基本計画で位置づけられた。同時に、旧国鉄が超伝導磁石によって浮いて走る
リニアモーターカーの開発を進めたことで、リニアの路線とみられてきた。
実際、JR東海が2025年にリニアによる東京と名古屋間の部分開通を目指している。