09/07/15 05:06:36 W5J4TcbX0
>>671
1つは用地買収上の問題から。家屋が密集した場所に敷設するより
山岳地帯を通した方が土地の確保が容易で買収費用も安い。
山陽新幹線岡山―新倉敷間なんか,在来線より遠回りさせてまで
山側に線路を寄せている。
また,騒音防止の面でも有効。昔名古屋で起きた新幹線訴訟(沿線の住民が,
騒音低減のため徐行するよう裁判を起こした)の教訓もある。
更に,特に東北・上越新幹線の場合は雪害対策上の理由も。
トンネルにすれば線路に雪が積もるのを防げるから,格別な対策も不要。
上越新幹線の地上区間ではスプリンクラーで温水を散布して雪を溶かして
いるが,その費用は相当だろう。
そんなこんなで新幹線はトンネルだらけになった。元々「最小曲線半径
4000m,最急勾配15‰」を満たすには必然的にそうならざるを得ないが。
また,確かに東海道に比べて山陽以降の新幹線はトンネルが多くなった。
時代と共にトンネルの比率は増す傾向にある。掘削技術も進展してるから。