09/02/12 10:15:15 zPCeCIfO0
JR東日本は、来年12月の東北新幹線の新青森までの開業後、在来線直通を除く同新幹線の全車両を新型車両E5系で統一する。
「MAX」の愛称で親しまれているオール2階建て車両は東北区間から姿を消す。
E5系が国内最速の時速320キロ運転を予定していることに加え、
昨年末に帰省客ら約14万人に影響を与えた運行トラブルの一因となった複雑な運用形態を見直す狙いがあるという。
E5系は新青森まで延伸後の23年春に投入され、28年春までに計59編成を製造する。
時速300キロで営業運転を開始し、段階的に速度を上げて25年春からフランス国鉄のTGVと並ぶ320キロで走る計画だ。
東北新幹線では現在、山形、秋田の両ミニ新幹線以外に、先頭車両が「だんご鼻」で氷雪をはね飛ばすスカートがある200系、
MAXに使われる2階建て新幹線E4系と「はやて」などに使われるE2系が走行している。
JR東では、こうした運用について「いろんな車両がある東北新幹線では統一する方向。
『東北』と『それ以外』という形にしたい」(同社幹部)と、社内で議論が始まった。23年春以降、200系が廃止になるほか、E4系やE2系は上越新幹線で運用する方向で検討しているという。
2階建て新幹線はE1系(12両編成)が6年7月に東北、上越の各新幹線でデビュー。定員は200系の約4割増の1235人で、遠距離から通うサラリーマンらの通勤時間帯の混雑緩和に威力を発揮した。
9年12月には8両編成のE4系が登場。連結した16両編成時の定員は1634人と世界最大級の輸送量を誇る。ミニ新幹線を連結できるため東北区間はE4系だけ運用されるようになった。
半面、座席数が大きく異なることや最高時速が240キロと遅いため、振り替え輸送での運用が限られ、ダイヤが大幅に乱れたときに早期復旧を妨げる一因になると指摘されてきた。
山形新幹線でデビューした400系が来年春までに引退するほか、東北区間以外でも新幹線車両の世代交代が相次ぐ。
最新型のN700系の導入が進む東海道区間から座席編成の異なる500系、初代「のぞみ」300系も姿を消し、山陽区間では現役最古参の100系が九州新幹線と直通する23年春以降に順次廃車になる予定だ。
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URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)