08/12/25 20:58:39 EAMSxi8Y0
北海道新幹線の財源は十分ある
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間もなく今年も暮れようとしていますが、なんとも落ち着きのない一年だったと実感しています。
政治も首相が交代し、麻生政権も逆風にあえいでいます。がけを転落するような急激な経済の減速は、
かつて経験がないほどです。国民の不満が高まり、政治が混迷し、日本という国自体が揺らいでみえます。
そんな時こそ、政治家はしっかり地に足をつけ、先を見ながら前進しなければならないと自戒します。
そんな折、北海道新幹線の札幌への延伸が決まりました。随分と時間がかかったな、というのが
率直な実感です。壁は財源問題でした。北海道と北陸、九州の未着工区間の工事で約2兆円。
新幹線の貸付料などは、現在工事中の区間の工費に、どんどん前借りしており、残った区間の
財源を先食いして工事が進んでいます。財務省や国土交通省鉄道局は、財源がないの一点張り。
それを乗り越えるのは政治の知恵と力だと思いますが、なかなか政治の決断も見えなかった。
ここにきて、ようやく例えば北海道は区間を札幌・長万部に区切ることなどで、ゴーサインが出ましたが、
財源に関して、政治が知恵を出せなかったことは、大変残念です。
財源については、今回の政府・与党合意で「JRからの貸付料等、国と地方の負担の在り方、
地域開発予算、既設新幹線譲渡収入、鉄道運輸機構の特例勘定の活用等を含め、
幅広い観点から財源確保の方策を検討する」となりました。
現時点で、財源のターゲットはこれだけあることがはっきりしている。それならばなぜ、
これらの種を政治的に議論してこなかったのか。いずれも官僚的な議論では、結論が出ないものばかりです。