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整備新幹線、着工判断を先送り 財源不足で政府・与党
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整備新幹線の未着工区間の扱いを協議してきた政府・与党は12日、課題の財源にめどが立たず、
北海道、北陸、九州長崎ルートの新規着工の是非を09年末に先送りする方針を固めた。
3線着工には財源が足りない中、総選挙を控える各地の議員が譲らず、優先順位をつけられなかった。
与党整備新幹線建設促進プロジェクトチームの津島雄二座長が同日記者会見し、
09年度中の3線の一部区間の着工を目指し、当該区間の完成までに必要な財源について
09年末までにめどをつけたいとする与党案を発表した。
これを受け、政府は着工に伴う設計費用を前もって09年度予算に盛り込む構えだが、
財源全体にめどが立たないと、設計費用も執行されない見込み。
与党は着工区間を短縮することで当初2兆5千億円と試算された総事業費を1兆円台まで圧縮したが、
国交省が確保のめどをつけられたのは6千億~7千億円だった。
与党案で09年度中の着工を目指すのは、北海道は新函館―長万部―札幌のうち
長万部―札幌、北陸は金沢―福井―敦賀のうち金沢―福井と敦賀駅舎、
長崎は諫早―長崎のうち長崎駅舎。北海道をフル規格(通常の新幹線の規格)にするか
速度は遅いが割安なスーパー特急にするかは、検討課題とした。(山本精作)