09/04/17 15:14:35 +F8McHAu0
阪神ジェットカーの絶縁種別ですが電機子B種、界磁H種
で、これは熱耐性で問題のあったMT46Aと同じです。
MT54がF種、MT61がH種になったのは、たぶん電機子の絶縁だと思いますが、
確か当時はまだH種絶縁に使用する材料(?)が 高かったので一部しか使えな
かったとか書いてあった覚えがあります。
今度は熱耐性ですね(笑)。電気鉄道ハンドブックP134の記載に「許容上限温度」
がかかれていました。当時としては以下のようでしたのでその時代では最適な
ものを使っていたのでは?と思います。
A種:105度 B種:130度 F種:155度 H種:180度
解説によりますと界磁にはH種 電機子にはB種 の使用が一般的だったようです。
これによりますと当時としてはジェットカーはH種180度の高い絶縁材料を
使用していたと思えます。
お見せできないのが残念ですがP142にジェットカー5001・5002でのデータ
で温度上昇および冷却図というのがかかれておりまして界磁H種180度
電機子150度の限界に達するのは満員状態で約2時間後、同じ2時間経過で定員
状態なら界磁は150度、電機子で100度で それまでなら充分許容の範囲に
おさまるとされている様です。そのような状態で143ページでは実走行では
30分で4~6分程度の停車があれば許容の範囲で収まると解説されています。
しかし、熱容量としては当時は充分ではなかったのでしょうね。