08/10/17 20:41:57 s++Gli0r0
>>796
全冊所有しているオイラが来ましたよ。
「小田急物語」は、小田急の生き字引である生方氏の本だけに、内容は読み応えあり。
開業から近年までの歴史、SE車誕生までのエピソード、御殿場線・千代田線乗り入れ、
多摩線建設といった、現場にいた人ならではの話が充実している。
基本的には、鉄ピクなどで既に知られている内容の総集編だろうが、
現場の人間同士の些細なやりとりや、現場レベルで決められた事実など、
細かいネタがちりばめられてるから、一読の価値アリ。
「小田急の歴史を見事に判りやすく一冊にした本」っていうのが俺の感想。
「よもやま話」は内容的には小田急物語と近似しているが、外部の人間が書いているが故の
内容密度の限界感は否めないかな。ただ、現場の人間でないだけに、生方氏よりも客観的で冷静。
複々線の話題で反対住民への文句とか書いていないしw
歴史、沿線風景、各現場の紹介、車両紹介と幅広い。
特に現場紹介は、駅務や運転だけではなく、電気や信号までフォローしている点が、
新聞社刊だけあるなぁと感心する。ただし車両紹介の写真で、
5200形の写真で2600形を紹介していたりして、ちょっとツメが甘いw
…とまあ、こんな感じ。ご参考に。