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ふーがは本当に頭が狂ってしまったから誰か強い薬を飲ませろ
10代の若者が危険に走るのはドーパミンのせい、米研究
2010年05月20日 11:45 発信地:パリ/フランス
【5月20日 AFP】喫煙や飲酒、ドラッグ、無防備なセックスにオートバイでの暴走行為―
思春期の若者たちがこうした危険な行為に「ハマる」と、なかなか抜け出せないのはなぜなのか。
その謎に、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California Los Angeles、UCLA)の
ジェシカ・コーエン(Jessica Cohen)氏が主導する研究チームが迫り、脳内の快感伝達物質
ドーパミンが関連しているとの結論に至った。
研究チームは、被験者45人を8歳から12歳までの子どものグループ、14歳から19歳までの
若者グループ、そして25歳から30歳までの成人グループの3グループに分けて実験を行った。
コンピューター画面で画像を見せ、それぞれの画像について、架空の2大学が販売しているとした
Tシャツの模様と一致するかどうかを答えてもらった。正解した場合には5セントか25セントの
報酬を与えた。
この間、機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)を用いて、
神経信号に対する被験者の脳血流変化などを調べた。
その結果、10代の若者グループでは、報酬を受け取った際に、脳内の快感物質ドーパミンに
反応する綿条体が明るくなることが確認された。明るさは子どもや成人グループよりも強かった。
コーエン氏は、思春期の若者では、予想外の利益を受けたとき、脳内の神経反応がほかの
世代よりも強いことが証明されたと説明した。実験ではドーパミンのレベルは測定していないが、
同氏はドーパミンの影響による可能性が高いとみている。
また、コーエン氏は、10代では脳内の綿条体は完全に発達しているが、自分の行為を
コントロールする前頭葉が、まだ未発達だとする科学者らの見解を紹介したうえで、
「報酬に対する反応の感度は10代の若者も成人も同じだが、成人の場合は、行動する前に
再考や自制したり、責任ある行為を心がけることができる。しかし若者たちには無理なようだ」
と結論付けた。
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