10/05/22 21:36:18 ihFaCjti0
「野ばら」っていう漫画の中の一編
主人公は女子高生。父親、小学生の妹と一緒に暮らしている。父は足を怪我しており車椅子生活、
妹は望遠鏡を覗くのが好きで、いつも自宅高層マンションのバルコニーから遠くに見える鉄塔を観察していた
その頃街では飛び降りによる自殺者が急増していた。自殺者の死亡直前の様子はいたって平常通り。
友人と歩道橋を歩いていた学生が、軽い調子で「じゃあね」とか言って車道に飛び降りたりする
ある日主人公は「自殺の本当の理由は女の生首」だという噂を聞く
「そいつと目が合うとね、いつの間にか高いところにいるんだって」という事らしい
帰宅しようとエレベーターから降りると同じマンションの住人であるさよ子という女性に出くわす。
主人公の家にリンゴをお裾分けに行っていたそうだ。
自宅では妹がいつものように望遠鏡で鉄塔を眺めていた。聞くと
「鉄塔に人がいたけどいなくなった」と言う。
その夜さよ子の名を呼ぶ声に気づいた主人公は様子を見に外へ出る。
声を頼りに屋上へ向かうと、さよ子を必死に呼ぶさよ子母と、直前まで入浴していたらしく全裸で水を滴らせながら屋上の端に立つさよ子がいた。
何をしているのかと問うと
「そうだ、リンゴおいしかった?」
と聞くさよ子。戸惑いながらおいしかったと答えた直後さよ子は飛び降りる
その後地上で警察の事情聴取から解放され帰宅しようとすると妹がいた。心配で様子を見に来たらしい。
「お姉ちゃんがいなくなっちゃうのイヤだよ」という妹に謝りながら一緒に帰宅するが、その途中妹が自動車の下にいる女の生首を見てしまう。