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「鈴の話」のつづき
金の鈴・銀の鈴っておまじないがあるんだけれど、知っているかな?
女子中学生が口伝していそうな「恋のおまじない」
金の鈴と銀の鈴を赤い糸に通して結び、身につけておくと恋の思いが叶うっていうもの
これをちょっと調べてみたけど、かなり古くからあるおまじないみたいで結局起源はわからなかった。
金は太陽を表す陽、銀は月を表す陰。二つで陰陽
金という元素は非常に安定しているらしいが、銀の元素は不安定ですぐに変色したり消滅しちゃうんだって、
太陽は形を変えないけど月は毎日形を変えるから理にはかなっている。
「赤い糸」ってのの起源は古くて古代遺跡からベンガラ染めの「赤い糸」が発掘されている、何かの儀式に使用していたらしい。
糸で結ぶというのは宮中行事の「糸結び」、古神道の「産霊(むすび)」または密教の「結線の法」で昔からあるまじないなわけだ。
古来より「銀色の鈴」を持つ事は迷子にならないおまじないであったりして、
猫の首に下げていたり、おっちょこちょいの子のランドセルにぶら下げていたりする。
東京駅の待ち合わせ場所を「銀の鈴」というんだけど、「迷わずに会える」って意味で命名されたとか、
古代の北欧でオーロラは不吉の前兆とか魔界の入り口が開いたとか思われていて、銀の鈴が鳴る時はオーロラが出る時とか、
夜は銀の鈴を鳴らしながら行けばオーロラに惑わされずすむ、とか言い伝えられていたんだってさ。
どうよ、あなたも鈴を買いに行きたくなっただろう。