10/05/24 01:20:53 DQ9p4kgr0
>>709
>死後の世界の実在が都合良いかどうかと、実際にそれが存在するかどうかとは、全く違う話なわけだ。
そんなことは当たり前。
だが後半はおかしいね。
>死後の世界への渇望こそが、逆に、それが実在しないことを示唆している
要するに、望んでいるだけのものであって、物的証拠は微塵も無いと言いたいのだろうが
望んでいるから無いというのは非論理的。
君は合理精神に目覚めたばかりの若者かもしれないが、この宇宙が世界の全てだと言い切れる根拠がなにかあるか?
もっとも、合理主義は懐疑主義に根ざしているので、動かしようが無い事実以外は何も信じないという態度を取る。
不確かなことは何も信じないのは仕方が無いかもしれない。
別にその態度を批判する気はないが、それでは人類の生活は豊かになっても精神はまったく進歩しない。
個の人生という視点で見た場合も、肉体的苦痛や寿命には有益かもしれないが、人生の問題はなにも解決しない。
合理主義的な精神がどの程度有益なのか。
動物と人間の違いは、道具を使うかどうかだと言う者があるが、それだけではない。
より決定的なのは、抽象的な意味を考えられるかどうかだ。それが動物と人間を隔てている。
根拠の無いものを信じる奴は頭が弱い、と単純に考えるようでは、逆に知能の程度が知れてしまう。