10/03/15 21:01:28 KHAsfzp30
体験談だから、別段怖い話でもないし、何かの聞きかじりでもなければ、
冒涜でもなければ、何かを否定する訳でもないからね。
前々からコレステロール値が高くて、色々注意されてたけど、痛くも痒くも無いから、意に介さなかった。
会社で朝の掃除中に、指先に変な感触が感じられて、段々痺れて来た。
そのうち、苦しくなって来たから、ソファーに座ったり、寝たりしたけど、駄目だった。
そのうち何が何だか判らないようになっちゃったんだよね。
遠くで営業部長が｢おい！救急車だ！早く！｣って聞こえた。
その頃は意識が途切れ途切れになって、たまに誰かが話し掛けて来るのが判って返事してた。
今思えば、その時苦しいとか感じていなかったと言うか、多分苦しいのが解からなかったんだよね。
でも失神状態。記憶も意識も何もかもブラックアウトしてた。
気がついたら、色んなチューブやコードに繋がれ、ベッドに寝てた。
足元の動脈を切って、そこから手術したとか。
心臓の血管にはバルーンが入れられ、機械で血を送るようになっていて、
股間の毛は剃られ、ションベンチューブが突っ込まれていた。
意識があったら、恥ずかしいだろなと、つくずく思った。
（二回目の時は意識があって、全部の痛みや恥ずかしさを享受してしまった。
意識が無くならないから、死なない事を実感)
それまでの事を振り返って記憶をたぐると、
幽体離脱も、花畑も、川も見ていない。
本当に自我意識も何も無いんだよね。
だから、怖がる自分も無ければ、痛みも苦しみもわからない。
同じ思いをしたという友人に聞いても、その状況は同じだった。
座禅していて三昧状態になると、体から自我意識が離れて、漂う感覚と色々な景色を見る事がある。
多分、肉体が無くても、ブラックアウトを超えると、そんな自我意識だけになるのだと確信してしまったですよ。