10/03/11 22:27:56 JToSwCGs0
今月号のムーの総力特集が宇宙を支配する「運」の秘密なんだが
その中で関心した文章があったので貼っておく。
「運」の正体を解き明かそうとするとき、我々は必然的に「神」の存在と
真正面から対峙せざるをえない。
そう、「運」の謎を解くことは、「神」の謎を解くことにも等しい。
だが、そもそも、人はなぜ神に祈るのか?
これに関しては、さまざまな理由が考えられるが、その原初のありようは
自らの生存を願ったはものであったはず。
地震、雷、洪水、干ばつ、台風でといった自然災害の脅威から
なんとか逃れたいという心からの願いが祈りとなり、そこから宗教の萌芽が生じて
きたのだ。
古代の神話における原初の神の多くが、「嵐の神」「雷の神」など自然現象を
神格化したものであることがその証拠である。
実際そう考えると神話に見られる神々の振る舞いが、ときに不条理きわまりない
ことにも納得がいく。