10/03/20 00:07:48 M25eHOFr0
おれは夢を極めた。夢の中でもそれが夢であると自覚し、思うままに行動できる
。
夢の中は全てが自由で楽園なのだ。唯一自由じゃないのは、五感のうち嗅覚・味
覚が機能しないことくらいか。
最近では朝起きてすぐ、夢の内容を忘れない内に「夢ノート」に書き込むのがマ
イブームだ。読み返すとハチャメチャで面白い。
隣りで寝ている弟にこのノートを見せたり夢のことを話したりすると、いつも羨
ましがってくる。
その時は「まだまだ修行が足りないな」と言ってやっている。
弟の目を余所に今夜も枕元にノート、ボールペンを用意し布団に入った。
気が付くと戦場にいた。銃声が飛び交っている。
「よし、夢の中だ。さて今日は何をしようか」
とりあえず落ちていた銃を拾い乱射してみる。
意外と面白くなかったので、意識を集中させて念じた。すると銃はみるみる内に
剣へと変化した。
これくらいはお手の物だ。
目の前の敵に向かって剣を振り回した。
斬り応えが気持ちよく、楽しくなってきて斬りまくった。
最後には蜂の巣のように刺しまくる。
悲鳴が聞こえ血の匂いもしたが、構わず続けた。
しばらくすると段々飽きてきたのでもう今回は眠ることにした。
夢ノートに書かなきゃ