10/02/20 05:07:20 oUjK3ZQA0
俺のアパートは駅から徒歩5分、鉄筋2階建ての2階の角部屋
あの日は残業が多くアパートについたのは夜11時頃だった
アパートの入り口から何気なく自分の部屋を見ると明かりが点いていた
「あれっ、電気ついてる、点けっぱなしで会社行っちゃたのか」
さらによく見ると女性が窓越しに見えた、部屋の中を行ったり来たりしている様子
「姉貴が来てるのかな?こっちは明日も会社あるし迷惑だな・・・」
その時は気にもせず新聞ポストを確認していた
俺に彼女はいないし部屋の合鍵は自宅にしか置いてない、部屋に入れるのは親父・お袋・姉貴だけのはずだ
「ちょっと待てよ、姉貴はありえないな、さっき姉貴と電話してたし、じゃお袋か、お袋がここに来るなんて珍しいな」
俺は30分ほど前、会社の最寄り駅で携帯で姉貴と親族の結婚式の打ち合わせをしていた
その時実家の家の電話にかけてるので姉貴は実家にいたはず
ちなみに実家からここまで2時間以上かかる
「あっ、その時最初に電話に出たのお袋だったんだ・・・」
俺は少しパニックになり実家に電話した
(姉)「何言ってるの?私もお父さんもお母さんもここに居るよ、寝ぼけてるんじゃないの?」
(母)「合鍵はここにちゃんとあるよ、アンタに黙って誰かに貸すわけ無いでしょ」
俺は携帯を切った
「だったら誰なんだよ、今俺の部屋に居るのは?」