10/02/03 12:09:51 reVqqcE60
振り返るとさっき車を停めた廃材置き場に中型位の犬が三匹。ジッとこっちを見ていました
気持ち悪さを感じましたが無視して下へ。気になり後ろを振り返りギョッとしました、
さっきの犬が同じ佇まいでジッと見ていました、明らかに距離が詰まっています。
僕は犬を飼ってはいますが野犬の恐ろしさなど知りません、犬は人間に従順・・・のはず
この期に及んでそんな楽天的な考えでまた池へ足を進めました、しかしやはり気になり後ろを振り返り
初めて自分の置かれた立場を理解しました。もう2m程の距離にまで来ていたんです。
もう動けませんでした、背を向ければ近づいてくるそう思ったからです。
犬の大人しさが逆に不気味さを醸しだしていました。それでもジリジリと犬達は間合いを詰めてきます
尻尾を振っていますが飼い主に餌を求め小刻みに振るそれではなく明らかに外的への威嚇でした
学生の頃誰もいない部室に連れて行かれて先輩から良く殴られたりしましたが、人間の場合殺される
事は無いだろう、という安心感があります、人間が一番怖いなんて言うけど言葉が通じます、しかし
相手は野生の生物です、誰もいない森の中です。人間など自然界の前では無力であるとか偉そうな事
言ってる人いますが、実感しました、本当に何もできません。中型犬なんて想像では負ける気もしませんよね
実際そこに立つと分かります、明らかにこちらが弱者なのです。
こちらも身構え打開策を考えます、足場の悪い坂を30m走り抜け車へ逃げるか
叫んで助けを求めるか、闘うかです。