10/02/27 04:22:42 dx3/n/mdO
怖い話しではないかもしれないけど投下
まだ厨房だった頃の出来事。
俺の家は結構山の奥の方にあって、毎日自転車で通学していた。
ある夏の日の帰宅途中、いつものように山道を一人えっちらおっちら自転車乞いでいると、なんだか雲行きが怪しい・・。夕立がくるなと思いペースをあげた。
程なくして予想どうり雨が降り始める。パラパラと小降りだ、これなら大して濡れずに済みそうだ。
しかし、先程から聞こえていた遠雷が近付いて来ている気がする。
イヤだなと感じていたその時、今でも何故かはわからないが、自分の後ろ斜め上空から何かが来る気配?予感?がした
振り返り、低く垂れ込めた雲を見上げる。
その時、その雲の表面をまるで血管を張り巡らせたようにピンク色の無数の筋(稲光)が覆い尽くした。
一瞬の出来事。だが、俺にはまるでスロー再生されたようにありありと見えた。
見たことも無い巨大な何かを突然目撃した事の恐怖感と高揚感で、自転車に跨がったまましばらくボーっとしていた。
それ以来、夏場は夕立の雷見物が趣味になりましたとさw
おしまい