10/03/07 18:27:26 xhUziVRz0
ちょっと前に時間つぶしで立ち読みした雑誌に載っていた読切漫画が怖かった。
秀吉が天下を取った頃くらいの時代。
主人公の女の子の家は貧乏で、口減らしのため売られることになる。
廓に売られるはずだったのが、金の払いがよかったと南蛮船へ転売される。
そこで船長が彼女を気に入り寝室へ引っ張り込もうとして、同じく売られてきた
お姐さんがこの子はまだ小さいから勘弁してやってくれと必死に頼むが、奴隷風情がと
いう感じでお姐さんは別の男の相手をさせられ主人公は船長の慰み者に。
だが根は真面目な主人公。
少しでも境遇をよくしようと船長に言葉と仕事を教えてくれと頼み、一生懸命働き出す。
船長もそれなりに彼女を気に入り始めた頃、船はポルトガルへ。そこでさらに変態貴族へ売り飛ばされる。
昼は奴隷として酷使され、夜は変態の相手をさせられること数年。
そんなある日、主人公はポルトガルにやってきた少年使節団を発見。その中の一人に
「私は日本人です、どうか故郷へ連れて帰ってください」
と必死で懇願する。
少年使節も彼女の必死さ、話している内に分かった健気さに惹かれて共に帰国と思ったのだが
周囲が彼女を連れ帰ることでポルトガルとの関係が悪化するのは困る、それに彼女を連れ帰るなら
他の売られてきた奴隷全てを連れ帰らなくてはならなくなると猛反対。
そうこうしている内に主人公の少女の病が発覚。
船に乗せていけるような体ではないこともあり、泣く泣く少年使節は彼女と別れ帰国。
変態貴族は自分に恥をかかせたと主人公を鞭打ち、衰弱しきった彼女は馬小屋で死亡。
言葉と仕事を覚えたのはハッピーエンドフラグじゃなかったのか……