10/02/25 15:13:52 CCIyP5xC0
>>513
同世代か?うろ覚えだが俺も読んだ記憶がある。
「昔々、この村に見た事もない若い美女がやって来ました。
その美しさに、村の男たちは誰もが夢中になりました。
しかし美女は、何十年経っても若く美しいまま少しも歳を取りません。
そのうち、不気味に思う村人たちの間で彼女の恐ろしい噂が流れ始めました。
何とその美女は、生きている人間の心臓を食べて若さと美しさを保っているというのです」
「それ本当?」とガクブルしつつお爺ちゃんに尋ねる主人公の子供。
「ああ、本当だとも。お爺ちゃんが子供の頃に聞いた本当の話だ。
今頃彼女は、次の心臓を探して歩いているだろうよ」
そこに、ドアをノックする音。
「hi」と出てくるその美女。オチなし。
美女もだけど、お爺ちゃんの妙な冷静さが怖かったな。
あと別な話もなかなかだった。
想いを寄せる彼女に気持ちを伝えられないまま亡くなった病弱な青年が、
死神に頼んで自分を青い雪に変えてもらう話。
クライマックス、降ってきた雪(=自分)を見て
「わあ…きれい!」と笑ってくれる彼女…という話だったが
感動しつつも「何故雪?しかも青い雪?」と思った自分。