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昔々、神様達が暇をもてあましていました。
神様は自分の体の組織から生命体を作り、色々な人間のサンプルを作りました。
原始的な惑星の一つであった地球に人間のサンプルを放流しました。
サンプルの種類によって多少の個性があり、自然への適応力にも差が生じました。
しばらくすると3種類くらいの人間に淘汰されていきました。
しかしその後は自然にミックスが生じる他にたいした変化もなく面白みが減少しました。
そこで言葉を話せるようにDNAを改造し、文字を与えました。
さらに牧畜や農耕、灌漑設備の作り方、天体観測による暦の作り方などを教え
自立的に食料を生産し、繁殖を促進させました。
すると劇的に個体数が増加し、その結果食料生産量を超える個体数が誕生し始めました。
いままでは集団の接する地域での小さな衝突はあったのですが、
次の段階では個体が大規模に組織され、集団どうしての組織的な戦闘をするようになりました。
しかしいつまで経っても矢じりを持っての戦闘ばかりしています。
そこで馬を使った騎馬戦、戦車などを教え、より破壊力の高い戦争を行えるようにしました。
いよいよ面白くなってきたので、神様達は各陣営の将軍や戦術参謀として人間の戦争に参加し
何十万という人間が殺し合うゲームを堪能することが出来ました。
ところが学習することを覚えた人間は自らが国王や将軍を名乗り、いつしか神々にまで武器を
向け挑戦を望むようになりました。
そこで神様達は人間達を2つの陣営に分けて最終戦争を行うように仕向け、また地殻の変動や
火山の噴火、異常気象を起こさせて人間どもを一旦最小限の個体数にまで削減することにしました。
神々に対し盲目的で隷属的で従順な個体数をセレクトし、世界を破局へと導きリセットしました。
地上を一度更地に戻すと、隔離していた人間を大地に降ろし、再び始めからゲームを開始するのでした。
今回は全開よりもより強力な破壊力を持つ兵器を作らせ、再び最終戦争へと・・・