09/12/31 16:29:47 jCDbnveD0
突然だが、本で読んで以来、アカマネという得体の知れない物の怪の話を集めている。
アカマネとは、読んで字のごとく「赤真似」。これは全国津々浦々で目撃されているらしい。
で、このスレの情報量を頼って、似たような話があったら聞きたい。
俺が覚えているアカマネの話は、だいたい以下のような話。
ある人が引越しして間もない昼間、チャイムが鳴った。
引っ越してきたばかりで知り合いもなく、尋ねてくる人の心当たりもなかった。
厄介なセールスだと困るので、ドアスコープから様子を伺うと、誰もいない。
おかしいな……と思いながらも部屋に戻ると、またピンポーン、とチャイムが鳴る。
再びドアスコープを覗いても誰もいない。そして部屋に戻ると、またピンポーンとチャイムが鳴る。
そうだ、と思い立ち、玄関が見える部屋に行き、カーテンを開けて玄関を覗き見た。
ドアの前に立っていたのは真っ赤な色をした人型のものだったという。
うわ、と思ってすぐに顔を引っ込めたが、そのときまたピンポーン……とチャイムが鳴った。
一体アレはなんなんだ? と思うと、怖くてたまらない。チャイムが鳴る度に体が竦んだと言う。
あんなものに気づかれたらどうしよう。そう思って子供部屋を出て、絶句した。
玄関の上にある採光用の窓に、赤い頭と手が張り付いていたのだという。
身長が二メートル以上ある!
どうしよう、と思った瞬間、外に出ていた娘さんが帰宅した。
驚いて「大丈夫だった?」と聞くと、「何が?」と笑われたという。