10/01/09 03:29:02 gtkZHU990
転勤族だが本籍は福岡市にある、しかし福岡に住んだことは無い
大学の入学時に戸籍謄本の写しを提出する義務があった
戸籍には舞鶴~と表示されていたが、何故か当時はその地名が実在せず大学から戸籍を疑われたのを覚えている
卒業後、父が仕事の関係で戸籍謄本が必要になり封書で取り寄せた、やはり舞鶴の件で引っかかり
父は福岡の役所まで直接出向き「戸籍の地名と場所を調べて欲しい」と依頼したところ
窓口の担当者から「架空の地名では?」と言われた、父が「どう言うことだ?」と突っぱねたら
年配の担当者が棚の奥から書類を取り出し「昔の住居表示に舞鶴の地名があります」と話しかけてきた
場所は天神商店街の近くにあたると言う、父は今後の誤解を防ぐため戸籍の住所を現代の表記に直す手続きをした
それから数年経った一昨年前の夏、ふとこの話を思い出し大きな本屋で福岡市について調べてみた
確かに舞鶴と言う地名は地図上に存在せず、福岡の郷土史も読んでみたが舞鶴が見当たらなかった
更にインターネットでも「福岡 舞鶴」というキーワードで検索したが数件しかヒットしなかった
やはり舞鶴と言う地名は、あやしいと思い込んでしまった
その年の10月、この話をネタに友人と話しながらインターネットで同じキーワードを検索したら…
数万件のヒットがあった、何と福岡市に舞鶴が存在した!
この状況に気持ち悪くなり、「福岡市に舞鶴がある! 前の戸籍の地名だよね」と父に電話で尋ねてみた
すると父は「あの時は地名ではなく表記の枝番が存在しなかっただけ」と答えたので二度びっくりした
どう考えてもつじつまが合わない、枝番が無かっただけで他人は戸籍を疑うだろうか
父は地名が存在しなかったからこそ福岡の役所まで出向いたのでは無いのか?
数ヶ月の間に何が変わってしまったようだ、今、福岡市の地図を見ると舞鶴が存在している
パラレルワールドが実在するなら間違いなく以前と異なる世界へ自分自身が移動してしまったとしか思えない