09/09/19 00:07:55 Pv7GmFojO
ぞっとした。まだ戸を引くうるさい音はしてる。たまにごめんください、が混じる。
でも玄関には誰もいない。外に出て見るわけじゃないから死角は有るが、
完全に死角に入るには玄関の隅っこに張り付いて手だけ取手にかけないといけない。
そもそも刷りガラスから見ると扉のど真ん中に誰かいるんだ。どうなってんだよ。
怖くなったとこで音が止んだ。ほっとしたとこでカサカサ乾いた音がする。
恐る恐る玄関に戻って見ると、曲がった指がぺたぺたとガラスを触っている。
もうやめてくれよ…
たまに戸の格子をつかんで取れないか動かしている。
壊さないだろうな!?とか無駄に心配してた。
その間5分程度だったかもしれないが、俺にはその数倍経ったように感じた。
気付くと気配もなかったが、あれは何だったんだろう。
親にも(姿が見えなかったことを伏せて)話してみたが、
セールスでもご近所さんでもなさそうだし正体が掴めないと不思議がってた。
ちょっと長くてごめん。
いつもは心強い番犬も途中から逃げだしてしばらく机の下から出てこなかったし、マジ怖かった。