09/11/02 18:40:57 3obmqgZuP
>>695
861 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/08/06(木) 00:30:05 ID:7Ub512rNP
少し昔の話になるが…。某山の事故を見て、祖母が教えてくれた話があるので書かせてもらいたい。
俺の祖母の妹は、50代のときに山で遭難して亡くなった。一緒に登った息子も助からなかった。
当時、幼児だった俺は、25歳ぐらいだった息子(俺にとっては伯父)にはよく遊んでもらったんで、わけがわからないながらも悲しかった。
その2人の通夜のときに奇妙なことが起きたんだと。
お寺さんの読経の間、祖母の妹の棺桶がガタガタと揺れたらしい。
奇妙に思って親族一同でのぞくと、死んでるはずの妹が寒そうに震えていた。唇なんか、死化粧してたはずなのに真っ青だったってことだ。
伯父たちは大雨に見舞われての寒さで死んだということだったから、まだその記憶が残ってるんだね、と、親族は体をさすったりしてやって慰めたらしいが、そこで祖母の妹の旦那が号泣をした。
旦那は、伯父たちが山に向かう準備で、リュックにセーターを詰めているのを見たときに、
「いくら山だからって、夏にそんなもの要るか。荷物になるから置いてけ」
って、半ば強引に置いていかせた。そのセーターがあれば、あるいは、祖母の妹と伯父は助かったかもしれなかった…。
親族は棺桶の中にセーターを入れてやったんだってさ。
そういえば、おぼろげに記憶にあるんだ。荼毘に付すときのこと。
今から焼かれるっていうのに、みんなは何で、伯父さんにセーターなんか着せてあげてるのかなって思ったこと。