09/10/03 13:41:23 z3Q/243K0
ネットで知り合った人の体験談。
その人は人妻なんだけど、御実家が山奥で、御自分で車を運転して家と実家を行き来してたらしい。
ある日、御実家に顔出したところ帰る時間がすっかり遅くなって、とっぷり日が暮れてしまった。
暗い山道を一人で車走らせていたら、向こう側から対向車のランプが見えた。
最初「あー、対向車だなー」と普通に思ってたのが、一瞬後不審を覚えた。
そのランプが見えた辺りってカーブとか無いんだよね。なんで今まで見えなかったんだろう。
そう考えているうちにどんどん近づいてくる対向車。
目の前に迫ってきた時、はっきり見えたって。
その対向車には車体が無いってこと。
二つのランプだけが宙を浮いて走ってた。
そしてそのまま彼女の車を突き抜けて行ったらしい。
車どころか、片方のランプは彼女の体も突き抜けて行ったとか。
「うわー、なんだこれーっ!こわいよー!」
と、ブログでgkbrされてたのを読んで感じたんだけど。
どうも人霊っぽくはない。
山の中での遭遇……なら可能性としては、狐?狸?
狐火は車のライトには見えないよな、多分。ということで
「狸にからかわれたんじゃないですか?」とコメ。
数日後、「狸ビンゴー!」のレスが。
なんでも、御実家の箪笥の奥から狸の毛皮が出てきたそうで。
ご両親を問い詰めたら、昔お父さんが狸をはねてしまって
「どうしよ…」「毛皮、もったいないね」
という経緯で襟巻きを作ってしまったとかなんとか。
狸の襟巻きは供養してお焚き上げされたそうです。