09/10/29 05:57:21 h2B2jDDpO
自分自身と会うと死ぬっていうね
昔、もう亡くなったが大阪の知人がその人の死ぬ数週間前から、俺のそっくりさんを
知り合いが兵庫で見たと言ってた…とか、その次に電話で話した時は、尼崎で見たとか
その人は藤井寺市だったんだけど、その次に電話した時は「俺の知り合いが大阪市内で俺の
そっくりさんを見たっていうんだ…」と元気がない声で言うもんだから
「どこにでも、似たような人はいるよ、ほら世界には必ず自分の瓜二つな人が三人は
いるっていうし、あまり気にしないほうが言いよ」って慰めたんだが
「それにしても、目撃例が多いし、縁の遠かったような知り合いが突然電話してきて
俺のそっくりさんを見たって人は違えど皆同じ事を言うんだよ…それに見た場所も
だんだん近付いてるし」とガッカリへこみきった様子でしゃべるもんだから
元気づけてあげるために、一度そいつに会いにいく事にした、「また駅に着いたら電話
するよ」とその晩は電話を切り、次の週末にそいつの元へ向かったわけだが
そいつとは高校の時に友達だった奴だったんだが、何故かあまり遊んだ記憶もない
かといって喧嘩したわけでも仲が悪かった訳でもない、本当に友達だったのかって
思うくらい何も思い出せない奴だったんだけど、はっきりと友達だったってことだけは
覚えてる、そんな奴だった。