09/08/27 07:16:10 FZqole2HO
小学生の頃、こっくりさんが流行っていた。
俺も放課後に友達数人とやることになった。
こっくりさんが帰ってくれないという内容のホラー漫画を思い出し不安があったのだが、友達の前でそんなことは言いだせなかった。
放課後の教室に異様に強い西日がさしこんでいた。
教室には俺と友人二人しかいない。嬉々として準備する友人二人の声がどこか遠くに聞こえた。
机の上の真っ白な紙に俺が文字を書いていく。妙に喉が乾いたが、水筒は空だった。
最後に紙の中心に鳥居を書き終えると、友人Aが十円をそこに置いた。