09/09/01 00:02:07 /gAd4RVG0
たった1度だけ山道で不思議な女を見たことがある。
全国的にも有名な某峠での話。
でもそこは自○スポットとしても、ある程度有名なんだ。
20㎞くらい離れた場所に親戚の別荘があって数泊。でもその日は眠れずに深夜に一人で峠に走りに行ったんだ。
昼の明るい時間帯は、景色のいい観光スポットなんだけど
夜になると、まったく雰囲気が違うんだよね。走り屋も現れたりする。
でもほんと星が綺麗で、天体観測目的で訪れる人もいるんだって。
でも、その先の橋では自○目的の人も訪れる。
その日の峠は静かだった。
と言うのも有給も使って遊びに来てたから、その日は平日の水曜日だった。
誰も居ない峠。10数㎞走っても対向車も後続車も無し。
でも昼にも何度も走ってるし、恐怖心はあんまり無かったんだよ本当に。
でも今思えば平日だったのがまずかったのかな。
気持ちよく走ってたら、ついにあの橋が見えてきた。
さすがにあの橋を渡る時は少し恐かった。って言うか、いつもとなんか雰囲気が違ってた。
なんか空気が重いという感じ。橋を見渡しても誰も居ない。「ふっ。誰もいね~じゃん」って感じで通過。
で、いつの間にか恐怖心なんて消えてコーナーを攻めて走ってると
バス停に誰かが立っている(主に観光客がロープウェーや牧場に来る時に使うバス停)
「え?は?!なんでこんな時間に」
見ると30代~40前半位の女性。目を完全に見開いて黒眼全体が見える。
それに気付いた瞬間、体全体が鳥肌に。もちろん恐怖でそのまま通過した。「やべー!これが幽霊ってやつかよ!」
でもその女性、なんか口をパクパクしてなんか言ってたんだ。
もしかしたら本当の人間なんじゃないかと。もしかしたらなんらかの理由で置き去りにされてしまったのかも?
それとあれが本当に幽霊なのかどうか確かめたい。という気持ちと、仮に本当の女性だったら・・・というスケベ心も正直あってバックで戻ることにした。
ドキドキしながらバックで戻ると、やっぱり女性が立っていた
そして口をパクパクして何かを言っているのだが、それが何を言ってるのかが聞こえない。
助手席の窓を開けて
「ど・どうしたんですかぁ?」と声をかけると