09/09/01 19:33:26 bQE1gsL20
>>686-687
ありがとう。
平安時代、武蔵の国に人の道からはずれた人間の住む国があった。
彼らは高い塔に立てこもり、この世に存在するありとあらゆる悪事を尽くしたという。
当時の人々は孝・忠・信・義・仁・礼の六つの徳に叛いた彼らを「六叛鬼(ろっぽんぎ)」と呼び、大いに恐れたという。
事を重大視した朝廷は鬼退治のため、源頼光に六叛鬼討伐の勅命をだし、源頼光は苦戦の末、塔に住む
鬼達を討ち取ったという。
こうして武蔵の国は平穏を取り戻し、鬼の住んでいた地域を六本木と呼ぶようになった。
しかし鬼達は全滅したわけでなく、現在では、かつての「六叛鬼」と呼ばれたものの子孫が六本木に塔を再建し、かつて
自分達を滅ぼした者達に復讐するため、ありとあらゆる悪事を企んでいるという。
民明書房刊
『日本の闇の支配者達』より