09/05/24 04:15:47 B3+fEFe10
>>52の続き
和尚さんは続けてこんな話をし始めた。
ここ数年(当時で数年なので今からだと10年ほど前)、お寺や神社の宝物庫への
窃盗事件が増えており、どうも大半が外国人の窃盗団によるものらしい。
ここで問題となるのが、最初に書いたとおり、「問題のある品物」を便宜上宝物庫と
呼ばれている場所に保管しているお寺や神社はここ以外にも多数あり、そういった
品物がやはりあちこちで盗まれているとか。
当時から少し2ちゃんをやっていた俺はコピペなどで情報を得ていたため、「ああ、かの国の
窃盗団だな」とすぐに解り、和尚さんに聞いてみたが、曖昧な返事しかしてくれなかった。
その代わり別の話をしてくれた。
仮にの話として、もし一連の寺社への窃盗事件がかの国の窃盗団によるものだとすると、
「いわく付き」の品物が次々とかの国へ何の「保護措置もしないまま」送られ続けている
事になる。
これは非常に危険な行為で、一つの国に何の措置もしないまま無秩序にいわく付き
の品物が集められたら、一体何が起きるのか想像も出来ない。
普通そんな何の利益にもならないバカな事をする人はいないだろう、と和尚さんは
言っていた。
おかしな話だが、呪いの類にも人間関係のような「相性」があって、人で喩えるなら
意気投合するものもあれば、性質が合わずに反目しあうものもあるらしい。
そういったものが何の規則性も無く、制限無く集められていっているとしたら、恐らく
とんでもない事になる、何が起きるのかは解らないが…
とも。