09/05/27 14:53:34 LXxnOGtu0
窓からの日が差しているとはいえ、薄暗い蔵の中を慎重に進む俺たち一行
二階への階段は蔵の奥の右手にあるのは去年の掃除のときに手伝いと言って入って調べ済みだ
窓からの明かりもろくに届かない奥まった場所にその階段はあった
階段の下から二階を見上げてみるも、真っ暗で何があるのかはわからなかった
俺たちはリュックの中から各自で用意しておいた懐中電灯を取り出す
これからが本番だ
一番先にリュックから懐中電灯を取り出したCが二階を照らしてみたが、子どもの小遣いで買える安物の懐中電灯の明かり程度では下から照らしたくらいではあまり意味がなかった
全員の準備が整ったところでいざ、という段階で、問題が発生した
誰も自分が先頭になって行こうとはしなかったのである
蔵に突入前までは皆が「俺が一番乗りな!」とか言っておいて、意気地のないやつらめ
多分、俺も含めて全員がそう思っていたはずだw
しかし、ここで留まっていては何も始まらないし、早くしないと昼飯に行った親たちが帰ってくる
そこで俺たちは忍者刀(の玩具)を持ったBを半ば無理やり先頭に立てて二階への階段を上っていった