不可解な体験、謎な話~enigma~Part53at OCCULT
不可解な体験、謎な話~enigma~Part53 - 暇つぶし2ch99:本当にあった怖い名無し
09/05/20 11:51:49 A2VdklPVO
仲良くなった女子2名は「私達ここから舟に乗るんだ」と言って、お爺さんに「すいませ~ん、お願いしま~す!」と言うと、お爺さんは無言で手を出した。
女子2名は制服のポケットから小銭を出して料金を払うと、Aさんに「一緒に行こっ!」と言ったが、Aさんはお金が1円も無かった。お爺さんが「この舟は金が無い奴は乗れねぇよ」と言い
Aさんと2名は3人で行きたいと主張したが許可は下りなかった。
仕方ないので2名は「私達先に行くけど、またあっちで会おうね~」と言い、お爺さんが舟を出してその場にはAさん1人が残った。
Aさんは寂しくなり、また1人で歩いていると山があり、山の入口には朱色の大きい門があった。
Aさんは中に人がいる事を期待して力ずくで門を開け中に入ると
真っ暗な洞窟の様な空間だった。
少し歩くと先に、洞窟の両脇がポツポツと光っておりそれが長く続いているのに気がついたので近付くと
雛段が両脇に長く並んでおり、そこには火の灯ったロウソクが無数に立っていた。
ロウソクは太さも長さも全く異なり
今にも消えそうな物もあれば、煌々と灯ったものもあり
白いロウには、それぞれ人名が墨字で記入されていた。
Aさんは気味が悪いけど前進し、ロウソクの道を進むと
後ろからボソボソと囁き声がした。
何を喋っているか分からないけど、複数人で何やら焦って
ガヤガヤ騒ぎながらこちらに走ってくる足音がした。
Aさんは人に会いたかったのに、走って向かって来る人達に見つかるのが強烈に恐くなり走り出した。
ずっと走るとロウソクと雛段は無くなり真っ暗闇に変わり
先には白く丸い出口の様な一筋の光を見つけ、一目散でそこに辿り着き光に飛び込むと
掃除機の様にスルッと吸いこまれて意識を失った。
Aさんが目を開けた時、病院のベッドの上で、お母さんが泣きながら「Aちゃんが目を開けたー!」と大声で叫んだ。
(続きます)


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