09/05/21 00:50:08 +cn4LqOh0
那須正幹の児童文学も、トラウマになる話多いなぁ。
私が小学校4年生に学級文庫として教室においてあった那須の小説が凄くエグくて嫌になった。
廃校になった小学校の卒業生達が10年ぶりに同窓会を開く。何せ小さい小学校だったので一学年30人、教師一人。
しかも一人は卒業後間もなく肺炎で死んでしまったため、29人+先生一人の同窓会が始まる。
宴会もたけなわになってきて話題は死んだ同級生の話になる。
実はその同級生は中度の知的障害をもっており、とても普通学級には通えない状態だった。
しかし偏執的な両親が無理やり普通学級にいれてしまった為、担任がつきっきりになっていた。
授業中でもかまわず大声で突然合唱、目を離すと脱走、おまけに時々おもらしまでする。
その生徒のために遠足や運動会などの楽しい行事が台無しになったこともあり、教師も生徒も表向きはその生徒に優しく接していたが
内心は酷くストレスがたまっていた。
しかし卒業プロムの真っ最中に脱糞したその生徒(生徒は朝から下痢と吐き気を訴えていたが親が無理やり
学校にいかせた)をみんなで洗ってやったじゃないか、俺達は最後まで優しかったと皆で確認しあう。
が、それは皆が改変した偽記憶で本当は卒業プロムまで汚された生徒と教師が激怒して
シャワールームで冷水を浴びせ、跡が残らないように上手にいじめたこと、
そして冷水攻めが原因でその生徒は肺炎になって死んだことが最後にあかされてEND。
読み終わった時、読んだことを物凄く後悔した。これで学級文庫・・。