09/04/13 13:40:01 k/b9f86K0
著者(応募者)は発表ができればよく、あわよくばプロになれればなおよい。
読者は読めればよく、あわよくば文章がうまく面白くて他に類を見ない話ならなおよい。
では著者に体験談を預けている人=体験者は?
著者=体験者の場合は、体験談を発表できるってだけでは不十分で、自分の体験を信じて貰いたいのでは?
信じて貰えるよう、疑いを少しでも晴らして信用して貰えるようにするために、文章力を向上させる必要がある、と。
著者≠体験者の場合は?
託した著者が発表した怪談が作り話呼ばわりされたら、体験者は凹むどころか二度とネタを話してくれなくなるかも。
著者の能力が劣っていれば、読者は著者をなじるだけでなく体験者にも疑いの目を向けてしまうかも。
体験者の実名を挙げて、元ネタの信頼性についての保証を体験者に押しつけてしまうやり方もあるだろうけど、
それだと、嘘つき呼ばわりされるのを怖れる体験者は、やっぱりネタ提供をしてくれなくなる。
超-1で一番大変なのは文章を書くことより体験者を見つけて説得すること、信用されることで、
それができなければ、たったひとつくらいなら凄い話は書けても、続けて書くことはできない。
書き続けることが宿命付けられたプロとしては通用しない。
実話怪談はデビューのきっかけで、注目されたら後は小説に切り替えてっていうなら別だけど、
実話怪談だけを書き続けていこうと思ったら、結局はその体験者をどうやって見つけて信用され裏切らないか、
というところに終始するんじゃないかと思うよ。