09/05/08 14:24:36 ku7leP2E0
約10年程前(日時や登場人物は関係者に迷惑になるといけないので、全て微妙にズラします。)転勤になり、隣にある雪深い地方都市に移った。
そこで職場のパートさんに数か月前にエレベーター事故で清掃会社のおばさんが亡くなったと聞かされた。
夜、終業後に5階からエレベーターを呼んで階下に降りようとしたらエレベーターの箱本体が来ていないにも関わらずドアが開き転落死したとの事。
隣の市の自分の会社の事故とはいえ、県が違ったため全く知らなかった。(客商売の為、地方紙とかでは報じたのだろうが、全国版では報道しなかった)
当時それを聞いた時は心霊的な事に興味もなかったので、気にせず毎日23時頃まで仕事をしていた。
会社の人間はみんな21時頃には帰ってしまう為、夜は自分、警備員さん一人、清掃会社の方3~5人という状況が多かった。
当時はサービス残業に対して労基の監視も甘かったので18時が終業だったのだがいつも23時頃に5階の事務所にタイムカードをスキャンしに行っていた。
警備の方の迷惑になる為23時15分には必ず退社するという約束で、警備の方には会社に長時間勤務している事は内緒にしてもらっていた。
その日もいつものように23時頃タイムカードを打ち、事務所を出てエレベーター乗り場に向かった。