09/06/06 12:47:38 Hq0l/orY0
>>368 つづき
やがて、気が付くと部屋の木目調な天井が岩山になっており、その岩山に
亀裂が走ったと思ったら、いくつもの緑色の手が現れ、空中にいる俺に襲
いかかってきた。俺は動けないまま空中で身体をぐるぐると回され、恐怖
で頭が真っ白になった。
しばらくして、「何してるんだお前達は!!」と頭の上の方から野太い男
の大声が聞こえた。驚いたように、そのいくつもの手は消えた。
ああ、やっと助かった。
気が付くと、俺はベッドの上。金縛りは解けていたので、時計を見ると深
夜2時。誰だかわからない野太い声の男に感謝した。
翌朝、俺はこの恐怖の体験を居間にいた両親に話した。母親は、信じられ
ないという顔で俺に言った。
つづく