09/03/28 00:19:56 Ue7oik200
旧約聖書創世記に登場する「ノアの方舟(はこぶね)」の残がいか?
―トルコ東部アララト山の山腹に横たわる巨大な構造物を調査するため、
7月に米国とトルコの共同探検チームが出発する。
アララト山は標高5000メートルを超えるトルコの最高峰。
昨夏の猛暑で雪が解け、長さ約140メートル、
幅約20メートル、高さ約15メートルの構造物が姿を現した。
7月15日から1カ月間の予定で、10人の探検家によるチームが現地までの登山に挑戦する。
チームによると、発掘などで手を加える予定はなく、構造物を撮影することが主な目的だという。
方舟は、神が起こした大洪水に備え、預言者ノアが作ったとされる。
ノアと家族、さらに地上の全動物のつがいを載せた方舟は、洪水の後、アララト山に漂着したという。
アララト山周辺は旧ソ連の政治的理由により、長年にわたって外国人の立ち入りを禁止されていた。
1957年、上空を飛んでいたトルコ空軍機の操縦士がボート型の構造物を発見したとの報告があったが、
当局が調査に乗り出すことはなかった。
80年代以降は自由に入れるようになり、探検隊も何度か送り込まれたが、
今のところ方舟らしいものに遭遇したとの報告はないという。
今回のチームを率いるアフメト・アリ・アルスラン氏は、
アララト山のふもとで育った登山家だ。
「衛星写真のおかげで、正確な場所も分かっている」と、
探検に自信を示す。
一方で地質学者らの間では、
「数千年前のメソポタミア一帯が洪水に襲われた形跡はあるものの
アララト山のような高さに舟がたどり着くことはあり得ない」との見方が有力だ。