09/07/19 20:35:03 s+L72qmm0
私は彼が好き。世界中の誰よりも好き。例え明日世界が滅ぼうとも、彼さえいればそれで良い。それくらい好き。
大好き。彼の顔、体、髪型、性格、全部が好き。彼の体毛1本から臓器の1つ1つに渡るまで、その全てが好き。
全てを私だけのものにしたい。それくらい好き。愛してるの。そう、あいつよりなんかよりも百倍も千倍も、ううん、言葉じゃ言い表せないくらい。
殺したいくらい好きな人、あなたにはいる?私のこの気持ち、わかってくれるかしら。
ある日、私は彼に告白した。体から火が出るくらい恥ずかしかった。体が爆発してしまうんじゃないかと思うくらい。
それでも、勇気を出して彼に想いを伝えたの。でも駄目だった。気が付いたら、私、彼を刺してた。
彼に捨てられるくらいなら、いっそ殺してしまって全てを私のものにしようって。でも、彼の恐怖に怯えた眼を見て気づいたの。
ああ、やっぱり一方的なだけの恋では意味が無いんだって。ごめんね。私が手当てしてあげる。
その日以降、彼はずっと私を見つめてる。両手を私の方へ差し出しながら。本当はすぐにでもその腕の中で眠りたい。
きっと、私を優しく包み込んでとろけるようなひと時をくれるんだろうね。でも駄目。まだ駄目。
私のことを散々待たせたんだから、あなたにも少しはそれを味わって欲しいの。でも心配しないで。
大丈夫、私 は あ な た だ け の も の だ か ら。
あなたがいつか自分からその戒めを解いて、私の胸の中へ飛び込んでくるまで、私はベッドの上でずっとあなたを見つめ続けているからね。
今日もおやすみなさい、私の愛しい人。