09/03/11 02:14:23 K8iAqaBJ0
そんなこんなで山道に入った時点ではもう真っ暗闇。朧げな月の光と懐中電灯だけが頼りという状況。
さすがに夜の山はそれなりの雰囲気があり、気が狂いそうな静寂と時々何かが立てる物音で緊張感が高まっていく。
暗闇の中、目的地へと進むのは至極困難だ。早くも道に迷いかけた俺達だったがそこはドントマインド、
こういうことを予測して詳細な地図を持参していたので地図担当のBに地図を出してもらった。
地図に沿ってなんとかトンネルまでたどり着き、トンネル内を散策。
特に怪奇現象などには見舞われなかったが、トンネルの壁をくりぬいて(彫って)作られた地蔵にはちょっとビビッたw
壁そのものを彫って作られた地蔵なんか見たこと無かったし、何よりその地蔵の造詣も少しおかしかった。
地蔵の基本的造詣なんてものは知らないが、地蔵ってこう顔も姿も丸っこいじゃないか。
そのトンネル地蔵は丸みがないわけではないんだけど、顔がやたら長く、体に対して顔部分がでかい。
その上、つり目気味で微笑している表情だからなんかキツネみたいに見えてなんだか変な感じがした。
つづく